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愛知歴史探訪 江戸川乱歩編

こんにちは、都タクシーブログ担当のノロです。

 

今回の歴史探訪は、珍しいジャンルから取り上げます。

 

昨今の若い人に、「江戸川と言えば」と問えば、

おそらく、「コナン」と答えるでしょうが、

コナンこと、工藤新一は、薬を飲んで小さくなってしまい、毛利蘭から名前を聞かれたときに、

近くにあった小説の作家の名前から、「江戸川コナン」と名乗りました。

 

 

そうですね、今回は江戸川乱歩が、お話の主役です。

 

江戸川乱歩は、三重県の名張市の出身ですが、幼いころに名古屋に引っ越してきています。

 

源頼朝と同じく、江戸川乱歩が名古屋にゆかりの多い人だということは、あまり知られていません。

しかも、どうやら、栄のど真ん中に住んでいたようで、それを記念して、2020年10月に記念碑が建てられました。

 

怪人20面相の形をしている記念碑です。なかなかおしゃれです。

記念碑には、江戸川乱歩が名古屋に住んでいたことを示す内容が書かれています。

 

 

乱歩は引っ越し魔で、生涯のうち、40回以上、引っ越しをしているそうですが、

名古屋には2歳から15年ほど住んでいたようです。

 

通っていた高校は現在の瑞陵高校。

以前、紹介した杉原千畝と同じ学校で、お互いが入れ替わりで

入学・卒業しているようです。

 

この写真を撮りに栄に行くとき、都タクシーの運転手さんに

「乱歩の記念碑の写真を撮りに栄に行こうと思ってるんですよ」と話したら

「ですよね!栄にあるんですよね。わたし、最初にみたとき感動しちゃって……」と仰ってました。

こんなところにも乱歩ファンがいたんですね。

タクシーもよく通るところですし、駅から近い場所なので、乱歩ファンはぜひ見ていただきたいですし、

この記念碑で終わらず、名古屋にはもっと乱歩推ししてほしいところです。

 

乱歩は、ファンからサインを求められると、

 

「うつし(現)世はゆめ よるの夢こそまこと」

「昼〔ひる〕は夢 夜〔よ〕ぞ現〔うつつ〕」

 

とどちらかの添え書きをしていたそうです。

夜を走る、タクシーの運転手さんたちこそ、現実を見ながら仕事をしているのかもしれませんね。

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